小さくて大きな幸せ

なぜか「世界をとる!」や「グローバルスタンダードをつくる!」といった欲がまったくない。

やりたいことがない訳ではなくて、勝負に興味がないのだと思う。他の観点からもお話するとすれば、小さな方が幸せが大きいと思っているから。

 

そもそも、グローバル化が招いた提供価値の均一化は果たして幸せなのかと思う。例えば世界展開をして、どの国でも同じ衣服、同じ家具、同じ食事を展開するような企業は、増えれば増えるほどこの世から多様性が失われ、それは生態系における外来種に等しく、その地域から土着の文化を奪ってしまいかねない。

 

僕の今の主な仕事は、それら外来種を自国の文化の文脈上の一節として捉え国風化すること。折角日本に生まれたのだから、僕はこの国をうつくしくしたい。

だから井の中の蛙でも構わない。
そこに小さな理想郷を築こう。