純粋に、みんなが着物を着たら景観がもっと美しくなると思っています。
全体主義とか過度な愛国心みたいな話ではなく、単純に着物のシルエットは日本人の体形にも合っていると思いますし、美が宿っていると感じています。
かといって、今日において着物を毎日着る日常は考えられません。
それでも、平安時代から数えても千年以上ある伝統衣装ですから、その潮流が完全に途絶えてしまうのはもったいないと思います。
そして特筆すべきは、着物はその膨大な時の流れのなかで、多くの変容を遂げて現在に至るということです。
この事実こそが、原動力です。
着物はもっと、自由でいい。