これしかできないっていうのが、かっこいい。
手あたり次第能力を伸ばしてきたのでプロダクトデザインを主軸にしながらもWEBもグラフィックも動画編集もできる。
3DCAD、3DCGは本業なのでもちろんのこと、Illustrator・Photoshop・InDesignといったAdobe全般に加えて動画編集ソフトやVOICEROIDにhtml、css、最近はVRなど、パソコンで出来そうな表現方法は割と身に付けて来た。
中学生の頃から3DCADやペイントショップで遊んでいてPCとの親和性が高いのか、だいたいのソフトは1週間もあれば並みに扱える。
高校の頃にはExcelやPowerPointを用いる検定を取得したり電子機器の組立技能士を取得してはんだごてとプログラミングを競う技能競技会で高2のときには東海4位になったりもして、興味のあることに対する吸収の早さは取柄だと思う。ちなみに高3のときにはデザイナーになりたかったので美術部に入るもレベルが低く、すぐ退部して予備校に通って毎日8時間はデッサンしていた。
勉強は平均的だったけど全国の工業高校で開催される標準テストは毎年100点だった。(96点という平均点を叩き出した異常なクラスだったのは今でも誇り)
大学は芸術学部のデザイン学科で、課題では基本的にトップ10には入ってた。1位は3回はとってて卒業制作ではコースの賞もいただけた。在学中には建築設計事務所でインターンをして、建築という領域への憧れもあった。今でも毎年気まぐれに色んな分野に取り組んでる。
ただ正直なところ、スーパーマルチクリエイターには別になりたくなくて、「俺、これしかできない」みたいな人を見かけるとめちゃくちゃかっこいい。
これしかできないってことは、逆に言えばその分野に関しては精通しているから任せてってことであって、あれもこれも手を出している人よりも仕事を出したくなる。肝が据わっているというか、安心感がすごい。
僕の場合は平面と立体のデータを行き来できたり、工学や芸術双方に精通しているので重宝されているところもあるかもしれませんが、職人気質の一つの道だけ極めて来たっていう人は、何でも屋よりも遥かに魅力的だ。
と書いてきたものの、まだ一つの道に決められるほどの覚悟がないので、興味のあるものはこれからも全部やろうと思う。
物理を極めるのに物理の勉強だけでは極められないって、どこかで聞いたこともある。
伏線回収はもう少し先になりそう。