国宝ものかたり

つくり手として、はたまた表現者、あるいはひとりの人として、何を生み出して生きたいかを考えたら「国宝」という言葉に辿り着いた。

これは別に権威の後光が欲しいということではなくて、単純に「誰かにとって大切なもの」を生み出したいということ。それが最も幸せなことだと気が付いた。あえて「国宝」という言葉を使ったのは、大切に扱っているものを目指していることが伝わりやすいと思ったから。とはいえ、比喩表現としてだけではなく本気で目指している側面もある。

父が美術館に勤めている関係から、幼いころから国宝は身近な存在だった。今思えば、もっと早く志しても良かったと思うのだけれど、なんだかんだ最短距離だったのかもしれない。

  

国宝ものかたりとは、国宝を生み出すにあたって思案したことを、戸田光祐がただただ語る物語。

完結するかどうかは、数百年後のお楽しみ。

  

国宝を生み出す

 

陶磁器茶碗 銘 錦鯉