浮世離れ【ボイスドラマ】

ものづくりの物語りを描きたいなと思って執筆した「浮世離れ。」という小説をボイスドラマ化いたしました。


スマホかタブレットで拡大表示していただきますと、テキストが浮かび上がってきて書籍的に読めますのでオススメです。

もともと文章を書くのは結構好きで、とくに発表もせずにフォルダーの中のテキストデータとして保存してあった作品だったのですが、「あまた美意識」というアプリを開発している過程で声優さんにお仕事を依頼する機会があり、そのときに本当にすごいと心の底から思いまして、これはぜひ何か他にもお願いしたいと至り、この度のボイスドラマ化が決定しました。このきっかけを頂いた声優の羽澄さんには本当に感謝しています。

正直なところ、物語りって結構恥ずかしいので、書いていること自体誰にも公表していなかったのですが、今回こうして声優さんに表現して頂いたことで自分の手を離れて客観視することができ、ようやく認めてあげることができたといいますか、書いてよかったと思えるようになりました。

また、声優さんの素晴らしいお声に加えて、挿入曲もGTMさんに手掛けて頂いたことで、全体の完成度がぐっと向上しました。

僕は音楽に関しては全くの無知で、楽器と言えば地域のお祭りの太鼓くらいしかできません。音符も良く分からないので、できることと言えば、聴いて心地いいかどうかを判断することくらいなのですが、今回GTMさんに手掛けて頂いた〈天つ風〉は、形容しがたいくらい、いい曲でした。これだけでも一聴の価値がありますので、挿入曲がはじまるラスト3分だけでもご清聴いただけたらと思います。

GTMさんには冒頭と中盤、そして物語りの最後の楽曲をお願いしていまして、納品して頂いた際にピアノソロもご提案頂き、計4曲を使用させて頂いたのですが、このピアノソロがまた良くて、この曲がなければ完成しないといっても過言ではないほど必要不可欠な一曲となりました。

僕はものの形くらいしか興味がなくて、そういう人生を歩んで来たのですが、自分が知らない異分野の皆さんにお力添え頂いたことで世界が広がりました。

未知を知るというのは本当に面白い。

 

小説 浮世離れ。 ボイスドラマ化