ものづくりの本

技専知統

技は専門化し、知は統合へ向かう。

この言葉はものづくりの本の「おわりに」で記載したもの。

知識へのアクセスは今後益々容易になる。すでに意欲さえあれば、いとも簡単に専門的な知識がすぐに手に入る。しかし、技能は研鑽が必要であり、そこには専門家が存在し続ける。もちろん精度が高いことだけが価値ではないから、必ずしも技能を有する必要はないのかもしれない。

ただし美しい術は、今後の社会に向けて携えるべきなのではないかと思う。

技専知統の世界において必要なのは、道徳的な美意識だ。